世上无难事 只怕有心人 ~東京から北京へ~

東京大学教養学部で国際関係論を学ぶ4年生。2016年9月から2017年6月まで北京大学に交換留学。

四川旅行

10月初めの一週間、国慶節(建国を祝う祭日)で大学が休みになったのを利用して、四川省に旅行に行ってきた。大学のクラスが一緒で、なぜだか同じタイミングで北京大学に留学している、佐藤クンと一緒にである。

北京から四川省省都である成都までは、飛行機で4時間ほどの距離だった。そこには、北京で体感する中国とは異なる、中国の姿があった…。

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九寨溝

今回の旅の最大の目的は、世界自然遺産九寨溝を訪れること。成都からバスで片道10時間ほどかかる山奥ではあるが、国慶節ということで観光客が大挙してやって来ており、九寨溝の区域内には数多くの湖が点在するのだが、その水は炭酸カルシウムを成分として多く含むために、透明度が高く、驚くほど鮮やかな青色の輝きを放っているのだ。写真で見ても綺麗だが、実際に見るとそれを遥かに超えて綺麗だった…。

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成都の街並み

成都は、劉備が建国した蜀の都であり、長い歴史を持つ街だ。劉備諸葛孔明の墓廟、杜甫の草堂など、歴史的な建造物が数多く存在するのだが、それらはどれも質素な佇まいで、日本人の目には馴染みやすかった。街自体がすごく整然としていて、(人口400万の街なのだが)人混みが少なく、空気も綺麗で、時間のゆっくり流れているような印象だった(因みに中国人の中で、成都の人は「仕事を怠けて麻雀を打っている」イメージらしい。なんと不名誉な…。)

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〇パンダ

成都の郊外にある、世界最大のジャイアントパンダ保護区に行き、その愛らしさに悶絶してきた。こんなに愛らしい生き物が存在することが奇跡だと感じざるを得ないパンダであるが、園内の案内で中国の「国宝」であると盛んに喧伝されているのを見て、そういえばパンダのソフトパワーを利用した「パンダ外交」なるものもあったな~、などと、パンダが与えられた平和の使者としての使命にも思い至った国際関係論の学徒であった。(なんか文章がすごく硬い)

https://en.wikipedia.org/wiki/Panda_diplomacy

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四川料理

火鍋、麻婆豆腐、回鍋肉など、辛いものは全て四川料理だと言っても差し支えない。ボク達が身の程をわきまえずに挑戦した火鍋は地獄の辛さだった。滝汗をかいているところを見兼ねた店員さんにもらったお湯で、肉や野菜についた辛いタレを洗って食べた。四川には今世も来世も来来来世も絶対に住みたくない。

◯ホステル

今回泊まったのは全てホステルのドミトリーだったので、 外国人のバックパッカーとも、中国人の旅行客とも、知り合いになることができた。観光地で眺めた景色や美味しく食べたものに加えて、こうして知り合った人々と交わした話が旅の収穫になると思っている。佐藤クンと一緒にいると、中国語も英語も自分が劣るので、コミュニケーションに差があり悔しい。そこで気持ちが折れてしまう時と、語学の拙さを受け入れて、それでも何とか心を通わそうとしてみた時では、大きく結果が違ってくる。最後の夜に、中国人の女性と長い間楽しく話すことができ(別に口説いたりしているわけではない。念のため。)、いい形で締め括ることができたのは、大きな自信と今後の学習のモチベーションになった。

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中国は広し。今後も時間を見つけては旅行に行き、中国各地の異なる文化や風景に触れて、中国を色々な角度から理解することを心がけたい。今回旅行先で知り合った安徽、上海、台湾の中国人のところも訪ねてみたいと思っている。春節も日本には帰らないで、中国国内を旅行するつもりだ!

一緒に行ってくれた佐藤クン。ホテル関係の面倒な作業やってくれたり、ハイキングしながらたくさん話してくれたり、正露丸の匂いを受け入れてくれたりしてありがとう。(このブログ読んでいるらしいので…。私信ですww)